ラベル セックス の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル セックス の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2012年1月15日日曜日

予の原義はセックス。種族を増やすことが存在意義であったことから「我」という意味が派生した

  予は漢語の中で二つの意味がある。その一つは「我」を表す。2の意味は「給、与える」ということである。現代漢語と一脈通じており、「賞状を与え、処分を免れる」の如くである。

「予」の原義は我と「性交」
 甲骨文字と小篆の予の字の上部は女性の生殖器の符号▽で、下部は上向き矢印の形の男性の生殖器の符号である。金文中の予の字は繁体字に変わって以降、更に明確になって男女の間の性行為を表している。


 男女の性交は射精で以て終結する。この為「予」与えるという意味を持っている。男は性交で以て種族の中での存在意義を実現し、自分の氏族の中での位置付けを証明し、それゆえ「予」は「我」の意味がある。

「漢字の起源と由来ホームページ」に戻ります。

2011年11月5日土曜日

「妻」という漢字 婚姻という甘い言葉の陰に女性の厳しい現実

漢字[妻]の起源と由来:甲骨文字では、女の傍に手を付け加えている。
「妻」の字の変遷
女性がセックスの後髪の乱れを整える様
 妻は婦人と夫が一緒に住む者をいう。甲骨文字では、女の傍に手を付け加えている。これはセックスの後女性が乱れた髪を整える様を表し、男女がセックスをすませた後、女が髪を直す有り様を表現している。

 これは余りに世俗的な解釈で、もう少し帰納的な検討が望まれる。


金文と小篆では「又で示される手」を女子の髪の中に差し入れている状態を示し、後に配偶者を示すようになった。

 本来妻は女性が性交後、男との関係が実質上変わることをいう。
 後に王権父系制が徹底的に実現され、婚姻の形態が変わり、妻の語義が変化し、性の関係の意味が女子の人の妻としての意味に変わって、女性が関係を持った男子と終生随伴するという意味を持つようになった。このように漢字の変化は、社会の役割と身分の変化を示している。
 
「妻」という漢字に込められた女の厳しい現実と更なる考察


「漢字の起源と由来ホームページ」に戻ります。

2010年6月8日火曜日

漢字「合」の由来と起源

  近頃、ニュースなどでよく聞く言葉は「日米合意」である。合意というのは双方がお互いの利益を認め合う成文もしくは不文の了解事項である。そこでは条約と違って、お互いの平等互恵という側面が重視されるのかもしれない。「不平等条約」はあっても、「不平等合意」というのは聞いたことがない。どんな国でも、不平等なことをわざわざ「合意」しない。

 さて、前置きが長くなったが、今回は合意の「合」の漢字に焦点を当ててみたい。
 これは会意文字である。甲骨文字、金文、小篆でも、構造的には同じで、上部の「A」の形は男性の生殖器の省略形であり、下部は女性生殖器▽の異形の口である。

両形の意味が合わさって、男女の性のつながりを表し、性交、合歓を表す。

それから拡張され、一般事物の符合、集合、会合など物体間のくっつき合うことを表すように用いられて来た。
唐漢氏によれば、「合」のもともとの意味は性交そのものであることになる。

これに対し、日本の白川静先生などは「合」の下部の口の記号は「サイ」を意味し、神のお告げを入れる入れ物だと解釈されているので、「合」全体の解釈も自ずと変わってくるだろう。

  ここで映画「ダビンチ・コード」を見られた方は思い出すだろうが、主人公が聖杯の秘密を解明するくだりで、「山の形は男を現し、V字形のものは女性を表すのが世の中の一般的な表記法だ」という箇所がある。この解釈は万国共通のようにも思えるが・・。文字や符号が生活実態を反映したものか、抽象的な概念である「宗教・神」を反映したものか、さらなる議論が必要だろう。

「漢字の起源と由来ホームページ」に戻ります。