2025年2月1日土曜日

漢字「農」の由来と変遷:文字に刻まれた農業の歴史


人類の活動の基本は「農」にあり!


導入

このページを読めば明らかになること:
漢字「農」の由来と変遷:文字に刻まれた農業の歴史
漢字「農」を見れば、昔の人々がどうやって食いつないで来たかが分かる
「農」という漢字の起源:先人たちの生活と文化を紐解く
 

前書き

 人間の数万年のもろもろの活動の中で、結局最も大切なのは「農業」だった。
 しかし、特に産業革命以降は、富を生み出すのは工業であり、資本であり、労働力であると信じられ、非常に多くの人々は農業を捨て、工場へ工場へ、と流れ込んだ。その結果、世界津々浦々に工場が林立するまでになっている。
 そしてこのことは結果として地球規模での気候変動を引き起こし、人々が食料を確保することさえ困難になっている。
 漢字「農」の成立ちを今一度見つめなおし、人類が数万年前に、地上に現れて、非常に長い期間農業を大切にし守り育ててきたにも拘らず、僅かこの2、3百年前までの非常にわずかな期間に、人間が農業ばかりではなく地球を破壊しつくまで至っている。
 以上非常に大雑把な見方ではあるが、人類の活動を振り返り、結局最も大切なのは「農業」であることを今一度思いなおすきっかけになればこれ以上の喜びはない。

目次




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漢字「農」の今

漢字「農」の解体新書


 
漢字「農」の楷書で、常用漢字です。
 
農・楷書


甲骨文は辰は上部は畑の穀物を表す草木の形であり、下部は貝で作った土地用の農具の蜃器から構成される。
金文は田と辰とに従う。甲骨文にはなかった「田」が現れて、井田制による区画を明示した耕作地が描かれている。
 小篆になると神饌に専ら使用されたのか「田」の代わりに「囟」が用いられている
農・甲骨文字

農・金文

農・小篆



 

「農」の漢字データ

漢字の読み
  • 音読み   ノウ
  • 訓読み   たがやす、つとめる

意味
  • たがやす(耕)、田畑を耕作する
  •  
  • 耕作の仕事、畑仕」
  •  
  • 農業する人

同じ部首を持つ漢字     辰、振、儂、膿、
漢字「農」を持つ熟語    農業、農民、農具、貧農


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漢字「農」成立ちと由来

引用:「汉字密码」(Page、唐汉著,学林出版社)

唐漢氏の解釈

 甲骨文の「農」の上部は畑の穀物を表す草木の形、下部は「辰」である。青銅碑文の「農」という文字は、草や木の形に「田」という文字を加えて、農地の収穫を表現しています。

漢字「農」の字統の解釈

 田と辰とに従う。辰は蜃器。 こうどう 貝で作った耕耨の器で、田と合せて農事をいう。また、林と辰からなる款もある。ト文に艸に従うものがあり、 草菜(草はら)をひらく意を示すものであろう 辰は蜃器で、又(寸)を加えて蓐(草刈る)となる。



漢字「農」の漢字源の解釈

 会意文字。甲骨文字は「林+辰」の会意文字で、林を焼き、貝殻で土を柔らかくすることを示す。



「農」に関連する神話、逸話や故事等から農業そのものの歴史や変遷を探る

 「農」を取り巻く文化や思想・土地制度に関連するものをいくつか紹介します。

  1.   神農(しんのう)の伝説
    「農」にまつわる最も有名な話は、中国古代の伝説的な帝王「神農」に関するものです。
     神農は、農業の神様とされ、人々に農耕技術を伝えたと言われています。また、草木を味見し、その薬効や毒性を確認して医薬を広めたという伝説もあります。「神農百草を嘗む(しんのうひゃくそうをなむ)」という言葉が、そこから生まれました。
     神農は、農業を普及させるとともに、人々の生活を豊かにした偉大な存在として語り継がれています。 
  2.  孟子の「五十歩百歩」の教え
     中国の思想家孟子が説いた話の中に、農民の努力や苦労に関連する比喩があります。孟子は「農業は国の基盤であり、民を富ませるもの」としながらも、不公正な政策が農業や農民を苦しめることを批判しました。
    「五十歩百歩」の故事は、戦争で逃げた兵士が距離の違いを競っているという例え話ですが、孟子は同じように農民を安んじる政策を行わない限り、国は安定しないと説きました。
  3. 日本の「農業神話」
     日本の神話では、天照大神(あまてらすおおみかみ)が穀物を司る神として登場し、豊受大神(とようけのおおかみ)などとともに農業の発展を祝福したとされます。
     特に「稲作」は神事と深く結びついており、田植えや収穫の際には祭礼が行われ、神に感謝を捧げる文化がありました。

  4.  古代の土地制度
    中国の井田制
    (せいでんせい)・・この形から漢字の田ができたといわれています
    周代(紀元前11世紀〜256年)に実施されたとされる農業制度で、 農地を「井」の字の形に9区画に分け、中央の1区画を公共用地(税地)として共同で耕作し、残りの8区画を個人に分配して使用するというものです。この制度は、農業を通じて共同体の和を保つための理想的なシステムとされました。  井田制に関する逸話として、「公地公民の理想を掲げた社会でこそ、人々は安心して農業に励むことができる」という教訓が伝えられています。 この制度の歴史的役割
  • 共同体の秩序: 農業を共同体全体で支える仕組みを理想とし、封建的な支配体制を基盤にしていました。 
  • 理念的性格: 実際には広範囲で実施されたかは不明ですが、儒教思想における理想の社会像として語られることが多いです。
   この井田制は後に日本の口分田というシステムのモデルケースとなりました。

   日本の口分田 
時代・背景: 日本の律令制度(7~10世紀頃)の下で、班田収授法に基づき実施された土地分配制度。人口に基づき一定の面積を成人男性や女性に分配。土地の面積は性別や身分で異なりました。 所有権: 土地は公地公民の原則により国家が所有し、農民は耕作権を与えられました。一定期間ごとに再分配されました。 労働力を確保しつつ、税収を安定させるため。稲作を基盤とした律令国家体制の維持が目的。この制度の歴史的役割
  • 中央集権: 国家が土地を一元的に管理することで、中央集権的な律令制を維持しました。
  • 人口管理: 戸籍制度と連動しており、農民の労働力や租税を確保する仕組みでした。

漢字「農」の変遷の史観

「農」の長い歴史の中で、漢字も様々な変遷を受けており、文字の変遷をたどることにより、農業そのものの歴史に触れることができます。

  • 甲骨文字
甲骨文の「農」の上部は畑の穀物を表す草木の形、下部は石象嵌の線画である「辰」である。
 この下部の「辰」の字は、貝の形象説: 最も一般的な説として、二枚貝が殻から足を伸ばしている様子を表しているという説があります。特に、蜃(しん)と呼ばれる大きな二枚貝がモデルになったと考えられています。草を刈る農具「耨(どう)」の形状が「辰」の字の起源になったとする説もあり、逆に太古の昔大きな二枚貝が刈り取りや農具として使われていたという説などあります。
農具を表す「辰」の上部に「田」が使われ、
耕作地であることが明示去れている。
  • 金文成立ち(由来)
    「農」は、古代中国で農業に関わる概念を表す文字として生まれました。その字形の変遷をたどると、甲骨文には見られず、金文から確認されるようになります。
    「農」の字は、もともと「𥥍(農の古形)」として存在し、さらにその元をたどると「辰」と「田」から成ると考えられています。
    「辰」:本来、農具(すきやくわ)の形を表す象形文字で、耕作や農業と関係が深い。
    「田」:穀物の成長や畑を象徴する部分とされる。
    この二つの要素が組み合わさり、「農」は「農作業をする」「耕す」といった意味を持つようになりました。

    金文における字形 金文における「農」の字形は、比較的初期のものでは「辰」を中心とし、それに「曲」に類する部分が加わった形でした。金文では筆画が曲線的で、甲骨文のような直線的な字形とは異なり、より整った形状になっています。 金文の中でも時代によって字形に若干の変化があり、次第に後の篆書(小篆)へとつながる形に発展しました。
    その後の変遷
    金文の「農」は、戦国時代の篆書(小篆)に受け継がれ、秦の時代に李斯らによって統一された公式の字体として整えられました。さらに、隷書・楷書と変化する中で、現在の「農」の形になっていきました。

    小篆の上部には文字「囟」文字が使われて、
    柔らかな土を耕すという考えが織り込まれた
  • 小篆
    「囟」が「農」の原字に用いられた理由については、明確な定説は確立されていません。しかし、いくつかの説が提唱されており、それらを総合的に考察することで、その理由の一端を理解することができます。
    頭頂部の柔らかさと耕作の関連性:
    「囟」は頭頂部の柔らかい部分を表し、「農」は土地を耕すことを意味します。
    古代の人々は、土地を耕す行為を、頭頂部を柔らかくして新しいものを生み出す行為と重ねて捉えていた可能性があります。
    このように、生命の誕生と農作物の成長を結びつけ、「囟」が「農」の原字に用いられたという説が有力です。



まとめ

 人類が地上に現れて以降、食料を安定的に確保する営みは営々と続けられてきた。中でも農業はその中心部分を占めてきた。漢字「農」の発展はそれを如実に示している。「農」とたった一字に込められた長い歴史の足跡は見事である。

  


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2025年1月19日日曜日

2025年は何かが起こりそうな 巳年!! 『巳』という漢字の成立ちの秘密:歴史、意味、そして現代への影響


『巳』という漢字の成立ちの秘密:歴史、意味、そして現代への影響

漢字『巳』の意味と成り立ちを深掘り!その起源や歴史、現代での使われ方を詳しく解説します。そして、今年は何か起こりそう!!
巷では「2025年問題」が囁かれ「日本が終わる」と、まことしやかに怪しげな予言なるものまで飛び交っています。

波乱の幕開け 偶然か必然か? 近代過去200年間の巳年に起こった世界的大事件

導入

このページから分かること
 漢字「巳」の由来と成り立ち。甲骨文字から小篆に至るまでの漢字「巳」の変遷とその歴史的な意味づけを漢字学者が読み解きます。また「巳」は蛇も意味しますが、古代の人々が、へびを恐れながらも畏怖と崇敬の念を持ち、いろいろな局面で畏敬の対象として心に刻み続けてきたありさまを明らかにします。そして辿り着いた漢字『巳』の教え:人はいつでもやり直せる 
   

前書き

目次




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漢字「巳」の今

漢字「巳」の解体新書




漢字「巳」の楷書で、常用漢字です。
 この漢字には非常に紛らわしい以下のような漢字家族があります。ここでは一番最初の漢字「巳」を取り上げたいと思います。
  •  巳 へび 十二支の第6番目 
  •  已 止める、すでに あとで
  •  己 おのれ、つちのと(天干の第6番)


 
巳・楷書


  
巳・甲骨文字
巳・金文
巳・小篆



 

「巳」の漢字データ


漢字の読み
  • 音読み   シ
  • 訓読み   み

意味
  • 十二支の第6番目
  •  
  •  

同じ部首を持つ漢字     巳、巷、祀、己
漢字「巳」を持つ熟語    巳


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漢字「巳」成立ちと由来

引用:「汉字密码」(Page、唐汉著,学林出版社)

唐漢氏の解釈

 巳これは会意文字です。嬰児がネンネコの中にくるまっている姿のデッサンです。十二支は全体として胎児が卵胞より出て、産道を通って、出産産育の過程を表すが、この「巳」は、将に胎児が胎胞から始まって、産育の第6段階(子丑の順に6番目が巳)にあり、また生育の過程の最終の終結である。金文の「巳」は甲骨文字を受け継ぎ、その手は外に動かした形である。但しこの一つの形と金文中の形が良く似ているので、両者混交され易い。
 「巳」の本義は中に嬰児をくるむお包みである。
 巳干を用いて時を記す時、巳の時は即ち午前9時から11時までを示す。地支の巳は天干の巳の形とよく似ていて、混同しやすい。しかしその形の来歴は巳は嬰児とは同じではない。上部口が閉じていれば、巳は頭を表し、上部の口が閉じていなければ荒縄のとぐろを巻いた状態を表す。
 この説明は非常に分かりにくい。あまり本質をついているように思われない。

 この議論は過去にも何度か繰り返してきた。「来年はの干支は「へび」:漢字「巳」の出生の秘密」



漢字「巳」の字統の解釈

 蛇の形。十二支の第六、「み」に用いる。 〔説文〕に「故に巳を蛇と為す。 象形」とあり、巳を「すでに」と解するが、その字 は已(上部の四角が塞がっていない)、巳とは異なる形である。




漢字「巳」の漢字源の解釈

 象形文字。原字はちょっと体ができかけた胎児を描いたもので、包(胎児を包む様)の中と同じ。種子の胎のでき始める6月。12進法の六番目に当てられてから与えられてから、原義は忘れられた。



漢字「巳」はそもそもどうして創り出されたか

社会的通念などから創生に迫る

 「巳(み)」は十二支の一つで、それを動物に当てはめたのが「蛇(へび)」 です。つまり、両者は同じものを指しています。
 十二支は、古代中国で生まれた時間や方角、暦を表すための記号です。子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)の12種類があり、それぞれに動物が割り当てられています。

巳(み)と蛇(へび)
 十二支の6番目に当たるのが「巳(み)」です。この「巳」に動物を当てはめたのが「蛇(へび)」です。そのため、「巳年(みどし)」は「蛇年(へびどし)」と同じ意味になります。
 つまり、「巳」は記号名、「蛇」はその記号に割り当てられた動物名ということになります。

 蛇は古来より、豊穣神や水神として信仰の対象とされてきました。脱皮することから「再生」や「生命力」の象徴とされ、また、その生命力から「不老不死」や「無限」の象徴とも考えられています。一方で、蛇の持つ毒などから、恐れられる存在でもありました。このように、「巳(蛇)」は、畏怖と崇敬の両方の感情を持たれる存在だったと言えるでしょう。

なぜ「巳」という漢字が使われるのか?
 「巳」という漢字は、胎児の形から派生したと言われています。そのため、「新しく生まれてくる」「将来・未来がある」「子孫繁栄」などの意味合いを持っています。また、蛇が脱皮を繰り返すことから、「再生」や「変化」の象徴ともされています。

 しかし、干支など実生活に深く係わってくるとなるといくら信仰の域に入った動物であるにせよ、陰気、狡猾、毒などマイナスのイメージを持つ動物をそのままの形で採用するには、差し障りがありすぎるということで、「巳」のように抽象的な神秘性のあるものに「昇華」(変化)させる必要があったのではないかと筆者は考えています。

中国の古代人の信仰の中に生きていた神秘的な生き物「蛇」

  中国における蛇信仰は、単なる動物崇拝にとどまらず、その文化、宗教、社会、そして人々の意識にまで多大な影響を与えてきました。以下に、その具体的な影響について見ていきましょう。

  • 神話と宗教への影響 創世神話: 女媧(ジョカ)のように、蛇の姿を持つ神が天地創造に関わったという神話が存在し、中国人の宇宙観や世界観の形成に大きく貢献しました。 
  • 道教: 道教では、蛇は仙薬や不老不死の象徴とされ、道教の修行や神仙思想に深く結びついています。 
  • 民間信仰: 蛇は、家内安全、財産の神として信仰され、各地に蛇を祀る寺社が存在します。

ここでは、女媧(ジョカ)について掘り下げてみます。

女媧と伏羲
伝説の夫婦神

 女媧は、中国の古代神話に登場する、人類を創造したとされる伝説的な女神(蛇の化身)です。下半身をは蛇で、亀の足を持ち、中国の古代神話において、天地創造と人類の創造という重要な役割を担った女神です。
          • 天地創造と修復: 混沌とした世界を創造し、洪水や天の裂け目といった大災害を修復したとされています。 
          • 人類の創造: 粘土を用いて人間を創造し、人類の祖とされています。
その姿は、人首蛇身(じんしゅじゃしん)、つまり人間の頭と蛇の体を持つ姿で描かれることが多いです。この形象は、大地を創造し、生命を育む蛇の力強さと、人類を創造し、文化を発展させた人間の知性を象徴していると考えられています。生命力、創造性、母性といった人間の根源的な部分を象徴しており、中国文化に深く根付いています。天地創造に関わったとされています。
 ここでいう女媧と「巳」である蛇とは別物ではありますが、確かなのは何れも神格化された人間を超越した存在であるという事でしょう。





まとめ

 「巳」は十二支の一つであり、本来動物の意味はありませんでしたが、後から動物を割り当てる際に「蛇」が選ばれ、関連付けられるようになったということです。
 ヘビは「巳」や「竜」になることによって初めて、天に昇ることができるようになったといえます。また「巳」や「竜」にならなければ、蛇はいつまでも蛇のままで、地上を這いずり回っていたでしょう。
  これは、今このブログを見ていただいている貴方にも全く同じことが言えて、貴方が今のあなたから抜け出て,新しいあなたに生まれ変わることができれば、貴方は新しい世界が待ち受けているだろうという『教え』なのです。
 要は今までの自分ときっぱりと決別し、新しい世界に歩みだすという決意だけが求められるでしょう。
 そんなことは言われなくとも解っているわいといわれるかもしれませんね。そう、これぞ正に究極の『蛇足』かも知れません。

 古代人は蛇の中に神秘性を見出し、自然に対する畏敬の念を蛇を通してみてきたと思います。

 しかし、現代ではこうした自然に対する畏敬の念は忘れ去られ、人間に対して得か損か、益か害か?だけの近視眼的な見方に陥ってしまっているようです。結果として蛇(自然)に対する畏敬の念も忘れられてしまっているのではないでしょうか。

 人間がこの広大な宇宙の中で生きていくためには、古代人の持っていた謙虚さを今一度思い返し、自然と改めて向き合うことが求められます。


2025年は巳年
 ちなみに、2025年は巳年です。巳年は、これまで努力してきたことが実を結び始める年、新たな挑戦や変化に前向きになる年と言われています。


  偶然か必然か 近代過去200年間の巳年に起こった世界的大事件
  • 1813年(文化10年)
    ナポレオン戦争: ライプツィヒの戦い(諸国民の戦い)が起こり、ナポレオンの敗北が決定的に。  
  •  1825年(文政8年)
    デカブリストの乱: ロシア帝国で起こった反乱。
    蒸気機関の進歩: ストックトン・アンド・ダーリントン鉄道が開通し、鉄道時代の幕開け。
    江戸幕府 異国船打払令 
  •  1837年(天保8年)
    ヴィクトリア女王の即位: イギリスでヴィクトリア朝時代が始まる。
    米国経済恐慌: パニック・オブ・1837。
  •  1849年(嘉永2年)
    ゴールドラッシュ: カリフォルニア・ゴールドラッシュが本格化。
    ハンガリー革命: オーストリア帝国に対する独立運動が激化。 
  •  1861年(文久元年)
    南北戦争の開始: アメリカ合衆国で南北戦争が勃発。 
  •  1873年(明治6年)
    世界恐慌: 1873年恐慌が始まり、世界的な経済不況。 
  •  1885年(明治18年)
    ベルリン会議: アフリカ分割に関する合意。
  •  1897年(明治30年)
    第一次シオニスト会議: ユダヤ人の民族復興運動が本格化。
    鉱山業の発展: アラスカでゴールドラッシュ。
  •  1909年(明治42年)
      ナショナリズムの台頭: トルコで青年トルコ人革命。 
  •  1921年(大正10年)
    中国共産党の創立。
    ワシントン会議: 軍縮とアジア太平洋の平和を目指す国際会議。
  •  1933年(昭和8年) 
    ナチス政権の成立: アドルフ・ヒトラーがドイツ首相に就任。
    ニューディール政策: アメリカで経済復興政策が実施。 
  •  1945年(昭和20年)  
    第二次世界大戦終結。
    国際連合の設立: 世界平和のための国際組織が発足。
  •  1957年(昭和32年)
    EUの前身: ヨーロッパ経済共同体(EEC)設立。 
  •  1969年(昭和44年)  
    アポロ11号: 人類初の月面着陸。
  •  1981年(昭和56年)  
    ロナルド・レーガンの暗殺未遂。
  •  1993年(平成5年)
    欧州連合(EU)の誕生。
    オスロ合意: イスラエルとパレスチナの和平交渉が進展。
  •  2005年(平成17年) 
    京都議定書発効: 地球温暖化対策の国際条約。
    ハリケーン・カトリーナ: アメリカ南部で大規模な被害。 
  •  2013年(平成25年) 
    シリア内戦の激化。
  •  2025年(令和7年) 
    トランプ大統領就任 

 特に技術や政治において、大きな転換点が見られる年が多いことがわかります。


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