漢字の成り立ちの意味するもの:漢字「守」は宀(家・廟屋)+寸(手、肘)で、守ること、守備すること、保護すること、保持すること等を表現する
「守」甲骨文と金文の「守」の字は会意文字です。上部は家の形で、下部は「寸」で、肘を表示し、両形の会意で、腕とひじを使って、家の前をブロックする、つまりガードすることを表している。小篆と楷書はこの関係から守と書くが、基本形に変化はない。守の本義は守護、護衛という意味だ。 「守る」の字義から発展拡張され、様々な意味を生み出している。「職務」、守護の意味はまた保持の意味。さらに、保守「従う」「・・に照らして」という意味になる。「待ち受ける」にもなり、離れない、傍らに寄り添うの意味にもなる。 | |
守・楷書 |
宀・甲骨文字 家を表す | 「寸」・甲骨文字 手首から少し肘の上がったところを指す | 守・甲骨文字 以上2文字の会意で、家を防護する意味を示す |
「守」の漢字データ
漢字の読み
意味
使い方
熟語 守備、専守、厳守、保守、 攻守、御守り、子守、肥後守、守護
- 音読み シュ ス
- 訓読み まも(る) もり かみ
意味
- 守る、防御する、防衛する
- お守り 子守
- 日本の昔の地方長官、地位
使い方
- 防衛する 管理する
- 世話をする 子守
- 武士の位 摂津守
熟語 守備、専守、厳守、保守、 攻守、御守り、子守、肥後守、守護
引用:「汉字密码」(Page、唐汉著,学林出版社)
漢字「引」の漢字源の解釈
会意文字。「宀(屋根)+寸(手)」で、手で屋根の下をかかえこんで守る様を示す。
会意文字。「宀(屋根)+寸(手)」で、手で屋根の下をかかえこんで守る様を示す。
まとめ
会意文字であるようだが、甲骨文字にせよ、金文にせよ、まるで象形文字であるかのように生き生きとした人々の姿が描写されている。文字の形に簡略化し、無駄を省いたデッサンとなっており、実に素晴らしい記号化、抽象化がなされていると思う。
会意文字であるようだが、甲骨文字にせよ、金文にせよ、まるで象形文字であるかのように生き生きとした人々の姿が描写されている。文字の形に簡略化し、無駄を省いたデッサンとなっており、実に素晴らしい記号化、抽象化がなされていると思う。
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