漢字「飛」の成立ちを「甲骨文字」に探る:鳥が飛んでいる様を形容したもの。・・象形文字
漢字「飛」の起源と由来
引用:「汉字密码」(P80、唐汉著,学林出版社)
飛は楷書の繁体では「飛」と書かれる。金文の飛の字はまるで一匹の鳥が空中を飛んでいるときの正面から見た図である。小篆の形の源は一匹の鳥がますます遠くに飛んでいる形状で、下辺は翼を広げて、力を込めて羽ばたいている様を示している。中間の縦線は飛行路線を示し、上部は鳥が次第に遠くへ、省略して一つの翼の図形だ。
従って「飛」の本義は鳥が飛ぶことである。拡大して一般的な意味の飛ぶを概して示している。
概して言えば、すべて空中を飛ぶもの、みな「飛」という。「飞雪、飞沫、飞机、柳絮飞扬」(空中に舞う雪、飛沫、飛行機、柳ワタ舞い上がる)などなど。「飛」の字は速いこと、慌ただしいことの形容にも用いられる。「飞奔、飞快」
(飛ぶように走る、飛ぶように早い)など。また意外なこと、根拠のないことの表示にも用いられ「流言飛語」の如し。
4 件のコメント:
こんなに、文字が変わっているなんて全く知りませんでした。w
文字も時代を反映し変っていくものなんですね。1000年先には漢字はどうなっているのでしょうね。
中華人民共和国(香港を除く大陸)では先の大戦後(?)、簡体字を導入して、我々日本人には読めない漢字があります。「月篇に生」で「生」の音を生かして、「勝」です。
ありがとうございます。中華人民共和国では建国以降1950年に周恩来首相が主導する形で、漢字の難しい形の繁体字を易しい画数の少ない形にしようという運動?が起こったと聞いています。その時には漢字を使っている日本にも呼び掛けてという話もあったようですが、立ち消えになったということです。正式には1964年からこの字体が使われるようになったということですが、繁体字は「勝」で、簡体字は仰るように「胜」という字になっています。なお「胜」という字は正式に用いられるようになる前から、筆記を早くするために用いられていた「俗字」だったということです。
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