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2020年9月17日木曜日

射手座のロマンと漢字「射」の生まれの甲骨文字の持つロマン


射手座のロマンと漢字「射」の生まれのロマン
 夏の夜の空を代表する射手座がロマンを掻き立てる。いて座は、アルテミスから狩猟を学んだケンタウロスであるケイローンが弓を引く姿で親しまれている。射手座は紀元前1300年ごろ、地中海で勢力を持ったシュメール文明に起源を持つとするのが定説である。

 漢字の「射」は射手座の生まれとはまったく関係のないところで生まれた。しかしこの文字は射手座の設定より数世紀遡ると考えられるものの、同じような時期に生まれていることは、偶然といえ興味深い。

漢字「射」の甲骨文字は、弓に矢をつがえた状態の象形文字である。実にリアルで面白い。
 一方「引」の甲骨文字は、弓は引けども矢はつがえてない象形文字になっていて、非常に面白い。青銅器に描かれた射撃の訓練の様子のデッサンは実にすばらしい。非常に洗練されたデッサンで、すばらしいの一言であると思いませんか。





引用:「汉字密码」(P572、唐汉著,学林出版社)
唐漢氏の解釈
 「射」、これは会意文字です。甲骨文字の「射」という言葉は、湾曲した弓のようなもので、矢印は弦上で発射される状態です。

 金文の「射」という字は矢尻にもう一個又(手)を追加し、手に持って矢を射ることで「射」意味します。

 小篆は「身」、「寸」、乃至「身」と「斗」に変わった。「寸」(腕)は金文の又の変形である。楷書は小篆から、「射」と書きます。

 この説明では、本来弓偏であったものが、なぜ「身」変に変わったのかの説明が付きません。甲骨文や金文では、左の字形はどう見ても弓にしか見えないのですが、何故「身」になったのかは疑問です。


字統の解釈
 初形は弓矢と手に従う。弓に矢をつがえてこれを放す形。今弓矢の形と身と誤り解釈して、その形義を得がたいものとなった。
 つまりこの解釈であれば、「射」のもともとの字は、弓偏+寸もしくは弓偏+又であったはずで、「身」は誤用だという。



結び
「引」と「射」の二つの甲骨文字に遡った。現代で活用されている字形からは、及びも付かないが、甲骨文字ではこの二つは同じ字源を持っており、共通点は「弓」である。「引」は、弓を引いてはいるが矢はつがえていない。一方「射」は弓に矢はつがえられて将に射出する様が字になっている。このことは現代の字からは想像だに出来ないことである。。



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