「我」は古代の兵器の形状である。ただその形状が 特異であったゆえに実践には用いられず部隊を表す 標識としてのみ用いられた |
よって第一人称複数代名詞、即ち「我々」の表示に借り受けられるようになった。
甲骨文字中の「我」の字はまさに「我」の象形描写即ち波型の刀の刃の典型的な形である。しかし金文の「我」の字ではすでに象形は消失しており、小篆に至ってはすでに兵器の意味は少しもなくなっている。この形の変化が「我」のこの種の兵器の消失に関係があるか否かは分からない。
「我」とは「説文」では「自ら」のことを言う。
「広韻」」では、直接的な解釈で、「我、即ち自分のことを言う」 当然これは兵器の「我」を借りており、意味上の拡張後のことである。
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