用語の説明

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甲骨文字

亀甲や獣骨に刻まれた中国・殷代の象形文字を基本とする文字。紀元前15世紀ごろから使われたと考えられる。現存最古の中国の文字。占卜の記録に用いられ殷墟(現代の安陽市)から出土



金文

青銅器に鋳込まれた文字。甲骨文字の影響を色濃く残しながらも、美形に整えられ尚且つ青銅器の鋳型に即した形に発展している。殷代にはすでに大型の鋳型が作られており、殷代から周代にかけ大きな発展を見ている。




小篆

漢字の古書体の一つ。秦の李斯が大篆を簡単にして作ったものと言われる。しかし処理する書類が膨大なものになり、より簡単で使いやすい文字体系が必要とされ、書籍の処理に当たっていた奴隷が考案したといわれる更に簡単な隷書が作られて後は、主として碑銘、印章などに用いられる。





隷書

漢字の古書体の一つ。篆書を省略して簡便にしたもの。漢代になって装飾的に変化したものを漢隷または八分、それ以前のものを秦隷という。(「スーパー大字林」参照)

 秦の時代に宮廷の文書を扱う奴隷がその処理を効率化するために篆書を簡単にして使っていたものが普及したと言われている。








草書






楷書

漢字の書体の一つ。字画を崩さずきちんと描く書き方。隷書から転化したもので、3世紀中ごろから使用された。





会意文字

二つ以上の漢字の字形・意味を合わせて作られた漢字




形声文字

漢字の六書の一つ。音を表す字と意味を表す字を組み合わせて一字を作る方法



指示語

指事語とは六書の一つで、抽象的概念を表すため、符号を組み合わせる造字法
「上」、「下」などがこれに当たる。



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