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2019年11月4日月曜日

年賀状を古代文字で書いてみよう


令和2年の賀状
年賀状を甲骨文字で考える
令和の年賀状を古代文字で飾ってみたら
 右の3つのロゴはいずれも、年賀状の挨拶文字「賀正」を古代文字で表したものです。「賀」は下位であらわした財宝を手でつかんでサイという入れ物に入れることを顕しています。

 賀正の「正」という字は、四角と「止」で構成され、四角は都市や邑を表し、「止」は市を踏み入れるという意味で、両方をあわせて、征服するという意味を持ちます。
 征服して税や賦課を管理することを「正当」化することを正という意味が出てきたといわれています。

 難しいことはさておき、漢字には歴史を母斑として持っているといえそうです。正月には少しそのような歴史の重みを感じながら年賀状を作られることもいいと思います。







令和二年も甲骨文字で見てみましょう 
 一番上の文字は令和の令という字で、アルファベットのAの下に人が跪いていているように見えますが、これはアルファベットではなく、男子が佇立している姿とも言われています。つまりこれで権力者を示し、この下に人が跪いている模様を示し、命令を受けているさまを示しています。

 上から二つ目の字は、「和」のもともとの字ということです。少し難しいのですが、「和」の甲骨文字は楽器を表していたといわれています。それが後代になって、口偏+禾隣、やがて禾と口が左右入れ替わったということです。

 上から4つ目の字は、「年」ですが、稲の穂が垂れ下がることで、1年のサイクルを示しているということです。

 総合すると「令和二年」と書かれています。




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