『災』の被害を実践的に捉え直す。命を守る回避策!
『災』の被害を実践的に捉え直してみた
災害のリスクを回避し、軽減するために何をすべきかを明かにすること。まずは身辺のチェックをして、危ないと感じるときはその場で方策をとる。あと回しにしない。準備が必要な時は必ずチェックリストに書き出しておく。 災害から生み出される被害には、実際の身体的傷害の他に下記に掲げるような様々な「桎梏(しっこく:自由な行動を制限する、逃れられない苦しい拘束や障害)」には、物理的な破壊、生活インフラの停止、心理的・経済的な負担、そして社会構造の歪みなど、多岐にわたるものが存在します。災害から生み出される『桎梏』
主なものとして、以下のような側面が挙げられます:
1.物理的・機能的な桎梏
- 移動の制限と孤立:道路の崩落や浸水、土砂崩れにより、物理的に避難や移動が困難な状況に追い込まれます。
- 生活インフラの喪失: 停電、断水、下水道の停止、通信途絶などにより、健康で文化的な最低限の生活が強制的に制限されます。
2.経済的・社会的な桎梏
- 生活再建の壁: 住居の喪失に加え、修繕や再建に伴う膨大な費用、職を失うことによる収入源の絶たれ、二重ローンの問題などが、将来の選択肢を奪う足かせとなります。
- 供給網の断絶: 地震や洪水によるサプライチェーンの混乱は、地域社会の経済活動を長期にわたって停滞させます。
3.精神的・心理的な桎梏
- トラウマと喪失感: 大切な人や家、慣れ親しんだ環境を失ったことによる強い悲嘆(グリーフ)や、心的外傷後ストレス障害(PTSD)が、その後の前向きな行動を妨げる精神的な枷となります。
- サバイバーズギルト: 「自分だけが助かった」という罪悪感が、被災者の心を長期間にわたり縛り続けることがあります。 環境変化によるストレス: 避難所生活や仮設住宅、見知らぬ土地への転居といった生活環境の激変は、日常的な不安や孤立感を生み出し、社会的なつながりから個人を切り離す制約となります。
災害がもたらすこうした「目に見えない鎖」を解くためには、物質的な支援だけでなく、災害ケースマネジメントを通じた個別の生活再建支援や、DPAT(災害派遣精神医療チーム)などによる継続的な心のケアが不可欠です。
導入
目次
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まえがき
地震のニュースが続くと、どうしても不安が胸に残るものです。日本に住んでいる以上、**「備え」と「心構え」**は自分を守るための大事な武器になります。 まずは“これだけ押さえておけば大きく違う”というポイントをまとめてみます。1. 将来、自分はどのように生を全うするかの覚悟
「日本沈没」の紹介とレビュー
ここでは、各論に入る前に、これから出くわすであろう様々な災害や、変動全体を俯瞰するという観点で、小松左京の「日本沈没」をざーと見直したいと思います。この作品は2005年に初版が出されたということです。私は第1部、第2部の上下共に読み感動したのを覚えています。
この第2部では、日本列島沈没を逃れて、海外で、亡命(?)生活を送る人々のことが書かれています。いま日本に多くの外国人が移り住んでいますが、今思い返してみると、これらの人々は立場を変えてみると、日本沈没に描かれた日本人の姿がダブって見えます。明日のわが身とも考えられないことと思い返しています。昔の小説のことでもあり、このようなラジカルなことが現実に起こるとは考えにくいですが、昨今の地震の情報や、日本の経済状況、世界各地の紛争などを見れば日本人の身の上にも起こりうることと考えざるを得ないと思います。
私はいたずらに人々の不安を煽り、施錠不安に導こうなどとは決して考えていません。むしろ日々平和であって欲しいと願っていますが、人々が心の底で、しっかりした覚悟を以て、ことに臨めば、逆に徒に風評やデマに流されないのではないかと考え、敢えて、厳しいことを提示しているわけです。
「日本沈没」の紹介とレビュー
第1部(上) ― 日本列島異変の兆候と発見
- 深海潜水艇「わだつみ6500」のパイロット・小野寺俊夫と地質学者・田所雄介が伊豆・小笠原海溝付近を調査し、海底地殻の異常を発見する。
- 田所は、日本列島の下にあるプレートが不安定化しており、列島そのものが沈降する可能性を直感する。しかし政府や学界は田所の説を相手にせず、彼は孤立する。
- 一方で、全国で地震・噴火・地殻変動が頻発し、異常が徐々に表面化していく。
- 小野寺と田所は、より確実な証拠を得るため再調査に向かう。 → 第1部上巻は「異変の発見」と「警告の始まり」が中心。
第1部(下) ― 科学的確証と国家レベルの危機認識
- 田所の理論が次第に裏付けられ、政府は事態の重大さを認めざるを得なくなる。
- 内閣は極秘裏に「D-1計画」を発動し、日本沈没の可能性を前提にした国家存亡レベルの対策を検討し始める。
- しかし、国民には真実が伏せられたまま、災害は加速度的に拡大。
- 小野寺は、災害の中で出会った女性・阿部玲子との関係を深めつつ、国家的危機の渦中に巻き込まれてく。
- 田所は沈没のタイムラインを算出しようと奔走するが、事態は予測を上回る速度で進行する。 → 第1部下巻は「国家が危機を認識し、沈没が現実味を帯びる段階」。
第2部(上) ― 日本沈没の確定と国家崩壊の始まり
- ついに政府は「日本列島の沈没が不可避」であると確定し、国民への公表を決断する。
- 公表後、日本中でパニック・暴動・経済崩壊が連鎖し、社会秩序は急速に崩れていく。
- 各国との移民交渉は難航し、日本人の受け入れ枠は限られ、国際政治の冷徹さが露わになる。
- 小野寺は玲子と共に混乱の中を生き抜こうとするが、国家の崩壊は止められない。
- 田所は沈没の最終的な進行速度を割り出すため、命を削るように研究を続ける。 → 第2部上巻は「国家崩壊の現実」と「日本人の行き場のなさ」が中心。
第2部(下) ― 日本の最期と日本人の未来
- 日本列島は東から順に崩壊し、都市が次々と海に沈んでいく。
- 国民は世界各地へ散り、国家としての日本は消滅する。
- 小野寺と玲子、田所ら主要人物は、それぞれの立場で「沈みゆく祖国」と向き合う。
- 国外に脱出した日本人たちは、新天地での生活に適応しようとするが、アイデンティティの喪失や差別など新たな問題に直面する。
- 物語は、国家を失った後の「日本人とは何か」というテーマへと収束していく。
- 終盤では、沈没の最終局面と、日本人の未来への希望が対照的に描かれ、壮大な幕を閉じる
「日本沈没」に照らして自らの覚悟を決めておこう
2. 災害に直面して 日常から意識しておく「心構え」
1. “自分の身は自分で守る”という気持ちを固める
阪神淡路大震災の時神戸の自宅で、経験したことを踏まえて以下のことを提案します。防災というと、すぐにヘルメットだの、防災リュックだのに頭がいきますが、何よりもまず、今この瞬間に何か起きたらどうすべきかを絶えず頭に置いて行動するべきだと思う。
- 最初の直撃は何としても回避せよ
ここで意味することは、災害は突如としてやってくる。
就寝中でも、容赦はしない。どんな時にも最初の直撃だけは避けるよう頭に置いて行動すべしということである。就寝中にものが落下してきて、下敷きになるとか、歩行中に大きな揺れに襲われることでも、ありうべきこととして心構えをしておくべきである。武士でもあるまいしと思われる方があるかもしれないが、ほんのちょっとした気配りで障害を避けることが出来る。
例えば寝るときでも、窓から離れて寝るとか、厚手のカーテンを閉めるとか、心配りが出来ることはあるはずだ。 - 自分の置かれた状況を冷静に判断せよ
- 自分と身内の身の安全が確保されたら、近所、知り合いの援助に手を出すべし
- 誰の助けもなくとも、1週間は生活できる備えをすべし
2. 家の中の危険を減らす
- 家具の固定(特にタンス・本棚・冷蔵庫)
- 寝室には倒れやすいものを置かない
- ガラス飛散防止フィルムを貼る こうした“事前のひと手間”が、実際には命を守ることにつながります。
3. 避難の判断を迷わない
「大丈夫だろう」は危険。
津波警報・避難指示が出たら、迷わず高い場所へ移動する姿勢を持っておくことが重要です。
3. いざという時の「行動の基本」
揺れている最中- まずは頭を守る(机の下・クッション・バッグなど)
- 無理に移動しない
- 火を使っていても、揺れが収まるまでは消火に向かわない
- 出口を確保(ドアを開ける)
- ガスの元栓を閉める
- 家族の安否確認
- ラジオやスマホで正しい情報を得る
4. 備蓄は「完璧じゃなくていい」
- 水(1人1日3Lを目安に、まずは1日分から)
- カップ麺やレトルトなど“普段食べるもの”
- モバイルバッテリー
5. 家族や身近な人と話しておくこと
家族や身近な人と話しておくこと- 集合場所
- 連絡手段(災害用伝言ダイヤルなど)
- ペットの避難方法
こうした話し合いは、実際の混乱を大きく減らします。
まとめ
防災は「恐怖」のためではなく、一日でも長く、大切な人と笑って過ごすための「愛情」です。 できるところから少しずつ、今日から始めてみてください。ただ焦るのではなく、人間一人一人が自分の頭で考え、行動を起こすことが求められている。| 「漢字考古学の道」のホームページに戻ります。
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