2016年1月21日木曜日

漢字:上の起源と由来



引用 「汉字密码」(唐汉,学林出版社)

上は指事字である。
 甲骨文、金文の上の字は一つの横長の線あるいは弧線の上方に一条の横線を加えることで、方向あるいは一の上の意味を表している。
 後期の金文と小篆は縦線を加えることで、「二」との区別を示した。  上の本義は相対的に高いところを、上面を指している。上と下の意味は相反している。

 またこれから派生して、等級や品級の上等な事物を広く示す。上級、上流社会、上品、上好などである。古代社会もまた尊長なことを示す。また特別に皇帝を指す。「犯上、上谕」など。

「漢字の起源と成り立ち 『甲骨文字の秘密』」のホームページに戻ります。

0 件のコメント:

コメントを投稿