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2021年1月24日日曜日

漢字「弓」の成り立ちと由来:原始的な弓は、木で、単弓であったはずです。商代になって、2層の材料を貼りあわせた合体弓になった。


漢字「弓」の成り立ちと由来:原始的な弓は、木で、単弓であったはずです。商代になって、2層の材料を貼りあわせた合体弓になった。
漢字「弓」の原義は弓である。拡張され弧に関係するものも弓偏がつくようになった
引用:「汉字密码」(P571、唐汉著,学林出版社)
唐漢氏の解釈
 「弓」は象形文字です。甲骨文から見ると左辺は弓の背で右辺は弓の弦です。将に古代武士が使用していた強弓のようです。甲骨文のもう一つの一款と金文の形は弓の背とつるを省いたものです。実際上弓は使ってないときは弓の弦を外した形が描かれている。小篆大体金文と同じでまだ弓の様相を持っています。楷書からは弓の形を見出すのは難しくなっています。

 原始的な弓は、弦は木で、単弓であったはずです。商代になって、2層の材料を貼りあわせた合体弓になった。この種の弓は使わないときは背の方に反り返っており、使うときにようやく弦で引っ張って湾曲するようになります。このことから複合弓と呼ばれます。『考工记• 寻人(インタビュー』では弓を作るのに用いるのは、乾いた角、筋、接着剤、糸、漆など六材です。このときの製弓技術は相当の進歩を遂げています。古代と中世期全体で見ても、中国のこの種の技術水準を越すものはまだありません。

矢の発明人類技術の一大進歩です。華夏民族は機会の利用原理を会得しており、弓を使うとき力を加えて引っ張って変形するとき、ためて放す量、手を開放すること、剛体が速やかに回復して原状に戻ることと同時に溜めた力を猛烈に解放することができるか、弦上の矢を引きとめて、弾が有力に射出することなどの技術を会得していた。


漢字源の解釈
  象形。弓の形を描いたもの。


字統の解釈
 弓体の形。「説文」に窮むるなり。地下記をもって遠きを窮むるものなり」と、弓・窮の音の通ずることを持って説いている。



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