漢字「竜」と恐竜:かつて地球に棲息した恐竜は現代に何を伝えたか
つのりゅうるい 【角竜類】
—— 恐竜の一類型。草食で、角と襟飾りが特徴です。 亜紀のトリケラトプスが有名です。
日本では兵庫県丹波篠山市などで化石が発見され ています。
竜は空想の動物ですが、恐竜は 日本でも次々と見つかっています。
ここでは、漢字の考古学ではなく、太古の昔に実際に生存した竜・恐竜について少し深堀をする。
我々にとって「竜」という字から思い浮かぶのは、第一には中国の仮想的な生き物のである龍であるし、又現実の世界で思い浮かぶのは、「恐竜」であるし、もう一つのには「竜骨」ではないだろうか。
しかし、この竜骨が実際何物であったかは、近年になるまで明らかにはならなかった。それは象の骨であったり、鹿の骨であったり、いろいろのものが混在をしているといわれていたし、実際その通りであった。しかしながら考古学の発展により、これらの骨の中に数億年前の古代中国を闊歩していた恐竜の骨がそこそこ混ざっていることが明らかになった。かくして、竜骨こそが図らずも我々にとって知る由もなかった数億年前の恐竜を現代に蘇らせた立役者となった。
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漢字「竜」の今
竜は龍の簡体字である。そして旧字体の「龍」は今では、専ら名前のみで使われ、普通には使われない。
漢字「竜」の解体新書
漢字「竜」の楷書で、常用漢字でである。竜は龍の簡体字。 あまり恐竜にも、竜にも関係がないが、「土竜」という生き物をご存じだろうか。これはもぐらという。 その由来は、諸説あるが、モグラが掘る長いトンネルが「竜のようだから」という説や、もともと中国ではミミズが土竜と言われていたが、日本に伝わった際に(モグラがミミズを食べることから)誤用されたという説などがあるとのことである。いずれにせよ、この「土竜」という漢字は、日本だけで通用するもので、中国語では鼹鼠と書き、ともかくややこしいので、これ以上調べるのは阿保らしくなったので止めにする。 | ||
竜・楷書 | 竜・楷書 |
簡体字とは一見、中国の建国後の文字の整備の中で新たに作りだしたものと思われがちであるが、実際は甲骨文字や金文などから取り出したものも結構多い。この竜などはその典型であろう。ここに示す通り、竜から龍に至るまでの変化は一目瞭然である。 | |||
竜・甲骨文字 |
竜・金文 |
龍・小篆 |
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参考書紹介:「落合淳氏の『漢字の成立ち図解』」
恐竜の出現から絶滅まで
恐竜の時代
2億4330万年から2億3323万年前の三畳紀中期に出現したものが起源とされている。
恐竜は2億130万年前に発生した三畳紀〜ジュラ紀間における大量絶滅を生き延び、その後のジュラ紀と白亜紀を通して陸生脊椎動物の頂点に立ったが、白亜紀~新生代古第三紀間(6600年前) に鳥類を除くすべての種が絶滅した。
恐竜の世界的分布
恐竜の化石は世界中で発見されているが、発見された恐竜の種類においては北米大陸が最も多くなっている。
北米大陸以外では、アジアの中国、モンゴルなどで多くの恐竜の化石が発見されている。
また、南米のアルゼンチンはアルゼンチノサウルスをはじめとする巨大恐竜の化石が多く発見されている他、最大級の肉食恐竜であるギガノトサウルスの化石が発見されている。
ヨーロッパで発見された恐竜の化石は比較的、古い時代の恐竜が多い事が特徴的で、三畳紀やジュラ紀など白亜紀よりも前の時代に繁栄した恐竜の化石が多く見つかっている。
変わった所では南極で発見されたクリオロフォサウルスで、この恐竜の化石が最初に発見されたことを皮切りに、後の南極での化石発掘につながっている。
近年では日本でも化石が発見されるようになり、様々な国で多くの新種の恐竜の化石が見つかっている事から、 世界的に広く分布していたと考えられ、当時の地勢状況を知る上でも参考になる・
まとめ
恐竜絶滅の原因は,6550万年前の隕石衝突にあるとする説が有力視されている。 はるか宇宙の彼方からやって来た直径10 kmの巨大隕石が,現在のメキシコ・ユカタン半島沖に衝突し,未曾有の大異変が始まった。
これほどでないにしても、直径100mぐらいの隕石が落下したとしても、被害は、とてつもなくなる。
1908年6月30日。直径100mほどの隕石が地球の大気圏に突入、シベリアのツングース上空で爆発した。「Yahoo知恵袋」によると、成分にもよるが、直径が120m以下だと、地上に衝突する前に空中爆発する。このときの爆発では、爆心地から20km以内は炎に包まれ、すべての森林を焼きつくした。直径100mの隕石だが、放出エネルギーはTNT火薬20メガトン、広島に投下された原子爆弾の1000倍にもなる。
もし、隕石が気球上の原発に衝突したら、考えるだけでも身の毛がよだつ。火力発電所の場合には、隕石だけの被害でも恐ろしいが、原発の上に落下して、原発で臨界事故でも発展したら、もう地球は壊滅状態だろう。それでも不可抗力と言えるのだろうか。仮定の話をいえばキリがないとというお叱りを受けるかもしれないが、やはり心配だ。
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