明日から7月
七の語源と由来は、手まね語から来る象形文字
7は6と8の間の整数である。甲骨文の7の字もまた手まね語から来るデッサン絵である。三つの指を曲げて、人差し指を前に伸ばし、親指を直角に伸ばした後拳を胸の前に抱える。即ち横長縦短の十の字である。 金文の七の字は甲骨文を受け継ぎ横に長く書き、人差し指と手の肘で直線を作る。縦は短く書き、或いは親指と手の背で縦線を形成する。小篆は美観の為丸く潤いを持たせ、十と区別する。縦の線画を曲げて伸ばし、楷書は隷書から変化する過程で七となった。
日本では子供たちが戦争ごっこをする時手でピストルの格好をつけ、「バンバン」とやっていたが、ちょうどあのピストルの形がここで言う「七」である。数字の七は両手を使う。中国では10までは片手で表現できる。とすれば、日本でよく言う「いくらだ?」「片手だ」という表現はないことになる。
七の本義は
七の本義は、『七窍流血 七上八落』(顔中血だらけで、七転八倒)などの様に数字の七である。また序数に使い第7番目を表す。白居易の如く「7月7日長生き、夜半人なく独り言」。
領収書などでは
7の大書は「柒」または「漆」と書く、漆の字は異体字で、「柒」は漆の木をさす。または漆の木の汁を指す。「柒」は音の仮借で、七の大書の時にもっぱら用いる。
辞書で「七」と「八」の付く成語・慣用句
辞書で「七」と「八」の付く成語・慣用句を調べると、12個ほど見つかったが、不思議なことに全て後ろ向きの意味の言葉ばかりであった。思わず「何でやねん。」 民族性の違いか? 因みに一つの例として上げてみた。日本の「七転八起」の様な前向きの言葉はないのだろうか?しかし、ここはあまり難しく考えないで、言葉の雰囲気を楽しんで戴きたい。
女の節目は七の倍数、男の節目は八の倍数
なんと中国の黄帝内台経という書き物に書いてあって、今でも通用するとこがあるというんじゃ。こりゃすごーい。このサイトにぴったりの話
http://www.yomeishu.co.jp/x7x8/baisu/index.html