コロナは元々皆既日食の時に観測される美しい天体現象だ。この場合中国語では日晕という
https://ja.wikipedia.org/より |
- 電晕:これは電気の現象でとがった電極の先から発せられる環状スパーク
- 日晕:皆既日食などで太陽の周りに現れる光の環
今流行のコロナウイルスはこの天然現象のコロナとは全く異なるものであるが、コロナウイルスが、この天然現象のころのとよく似ていることからこの名前を冠せられたという。美しき天然現象のコロナにとってはいい迷惑なのかもしれない。
コロナは日本語では「暈(かさ)」と表現される |
「晕」の本来の意味は、「太陽の晕と月の晕」を意味します。
これは、太陽と月の光が巻層を通過するときに氷の結晶が屈折または反射することによって形成される一種の光の画像です。空では、多くの場合、太陽と月の周りに色のついた光輪として現れ、いくつかは太陽と月を通過する白色光の帯として現れます。
形声文字。声符は「軍」「軍」めぐるものの意味があるとする。「暈」は日月の周りに生ずる暈をいう。
漢字源の解釈
会意+形声文字。[軍]は車を並べて丸く取り巻いた営舎のこと。丸く取り囲むの意を含む。「晕」は「日+軍(音符)」で、日を丸く取り囲む光の輪のこと。
結び
世界中で猛威を振るうコロナウイルスは、この自然現象のコロナとは全く関係のないこと。しかし、コロナウイルスは人間が利を求めて、世界のありとあらゆるものを略奪した結果噴出してきたものと考えれば、この自然現象は人間に自然が人間を超えることが出来ないことを人間に知らしむ一つの警告かもしれない。
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