何はさておき、ご来訪いただき、ありがとうございました。
読者になって頂いた方は、このページの管理者である私をどのような人間と思っておられるのだろうか。
私は自分で言うのもなんなんだが、私は非常に不器用で、いろんなことに拘泥する性質で、あまりすっきりとした人間ではないと自認している。(自嘲のように聞こえるかもしれないが・・)
これから先あまり時間は残されていないが、多分今更生き方を変えることはできないと思っているので、あまり肩をいからせず、好々爺然としていきたいと思っている。さだまさしさんの「関白宣言」じゃなく、「不器用宣言」とでも言おうか。しかし不器用さは何も宣言しなくても、いいものなので結局なにもいっとらせんということだ。
さて、たわごとはこのくらいにして、この「クリック」という言葉は中国語で、「点撃」というのだそうだ。
この「点撃」の「点」も「撃」も甲骨文字はなかったようで、金文や小篆から文書の中に姿を現している。
「点」という字は「火族」に括られるそうで、点以外に「火族」の漢字といえば、部位に「火」を持つ漢字、火偏の漢字、下に四つ点がつくものが入る。この四つの点は旧字であればよく分かるが、大抵は「黒」という字にその典型を見ることができるが、「火」という字が変化したものである。ざっと例を挙げてみると以下のようになる。
「黒」という字の「古文字」である。下部には「火」という字が見られるが、ある説では、これは火ではなく、「人」という字という解釈もある。
(「象形字典」http://vividict.com/より)
火光炎焰烛粦烟灰炭烬票照煦焕烁然焚烧燎炼煽熄炊熹蒸者庶炙舜煎熬炮烙灸尉爆燥烘灼炽热烈灾屠黑点党幽煌炯烂赤赫以前紹介した「羔」という字も火に関係している。意外に感じるのは、「党」という字である。これは旧字では、下部に「黒」という字が入るからなるほどとうなづける。日本でも中国でも同じであるが字の簡略化は、やむをえないことではあるが、その由来は歴史的変遷が分からなくなってしまうという重大な欠点を内在している。
だからこそミーハーでもいい、私のように不器用に甲骨文字にしがみつく人間が居てもいいと思っている。
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